富山大会 秋、春連覇の富山商 延長十回激闘の末サヨナラ負け 試合後、敵校と涙のハグ「絶対甲子園行けよ!」 同点弾&先発の藤岡「頭が真っ白」
「高校野球富山大会・準決勝、富山第一6-5富山商」(23日、富山市民球場)
昨秋、今春Vの富山商が延長十回タイブレークの末、富山第一にサヨナラ負けした。
「6番・投手」でスタメン出場したエース・藤岡大翔内野手(3年)は先発と3番手でマウンドに上がり、2-4の八回に起死回生の同点2ランを放つなど投打の活躍を見せたが、あと一歩及ばず涙を流した。
十回、同点に追いつかれてなお2死一、二塁。藤岡は最後のマウンドに上がりスライダーを投じたがうまくはじき返され、サヨナラ打を浴びた。ホームベース付近でうずくまり、しばらく立ち上がることができなかった。
「何が起きたかわからなかった。もう頭が真っ白になって、あいさつが終わった瞬間にこれで高校野球が終わるんだなって」
2年時からエースを任されたが昨夏は準々決勝で敗退。悔しい思いを胸に練習してきたが、春は背番号「3」で試合に出場した。「本当に悔しくて。絶対『1』を付けるって思ってやってきた」。投打の精度を上げる取り組みで再びつかんだ背番号「1」だった。
試合後はナインらが「ごめん、ごめん」と泣きながらチームメートに謝る姿もあった。その後、富山第一ナインらのもとへ。「ありがとう」「絶対甲子園行けよ!」。相手校と抱き合い、カラフルな千羽鶴と思いを託した。
