高校野球 元阪神・中野佐資監督 連合チームで迎えたエイジェック高等学院初陣「悔しさがこのあとのパワーになってくれる」初の高校生指導

 「高校野球栃木大会・1回戦、宇都宮東10-3栃木翔南・栃木農・エイジェック高等学院」(12日、真岡ハイトラ運動公園市民球場)

 阪神でプレーした中野佐資監督(63)率いるエイジェック高等学院が、連合チームとして初の公式戦に臨んだ。4月に開校し、硬式野球部は部員は2年生2人と1年生1人の3人。連合チームでは西村太陽内野手(1年)は4番・一塁としてスタメン出場。大会規定により出場できない2年生2人はボールボーイを務めた。

 中野監督はコールドでの敗戦をスタンドで見届けた。「できればね、いい結果が出てくれると良かったんでしょうけど、まあその悔しさっていうのが1番、このあとのパワーになってくれるとは思うんで。楽しみですよ」と先を見据えた。

 引退後は少年野球の指導は行ったが高校生を相手にするのは初めて。4月からの3カ月間を「打てば響くじゃないですけど、教えたことがすぐできるっていう部分はすごい楽しみですよ。結果がそのまますぐにでてくる、まあアドバイスしたことがすぐにできるっていうのは、すごい良いことだと思ってます」と笑顔を見せた。

 西村は1年生ながら、連合チーム発足時から4番に座った。だがこの日はいずれも走者を置いて4打席凡退に終わった。「絶対ランナーを返そうと力んでしまった」と振り返り、「大きい舞台でなかなか自分の実力が出せずに、チームの足を引っ張ってしまったので、すごく残念な気持ちと、またやり返したいっていう気持ちがあります」と言う。

 中野監督は「持ち味はパワフルなバッティング、力のある、遠くへ飛ばす力を持ってる子なんで、結果は出てないですけど、自分のスイングはしていた。これから秋の大会、来年の春、夏という形で、少しずつ力をつけていってくれればいいかなとは思ってます」と期待を込めた。

 部員3人、マネジャー1人でスタートした1年目。連合チームで迎えた初の公式戦。「少しずつ歴史を作りながら自分のチームで、1勝して。少しずつでいいんでステップアップできればなとは思ってますけどね」と段階を踏んでチーム作りを行っていく。

 「勝ったら嬉しくて喜んで、負けたら悔しくて、っていうのが一緒にできるような部分で、成長できたら。目指せ甲子園じゃなくて、みんなで1つのことに向かってやっていくということが大切だと思っています」。

 現役時代は“阪神少年隊”として活躍。今度は栃木の“少年隊”を作り上げる。「年齢も年齢ですから、野球やれる、指導できる機会を設けさせてもらっただけでも。あとは私の持ってるものをすべて与えられたら」と目を細めた。

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