ドラフト候補の関大・米沢が初の全国で10K、8回3安打無失点!圧巻の5者連続三振「自信のある真っすぐでしっかり押せた」 阪神は7人体制で視察
「全日本大学野球選手権・1回戦、北海学園大0-1関西大」(8日、東京ドーム)
今秋ドラフト候補の関大・米沢友翔投手(4年・金沢)が8回3安打無失点10奪三振で35年ぶりの勝利を導いた。
立ち上がりから圧巻だった。初回は見逃し三振、空振り三振、空振り三振と3者連続三振。二回も空振り三振、見逃し三振で5者連続三振とした。三回は2死から四球を与えたが、ピンチは拡大させず。無安打無失点投球を続けた。五回は先頭にこの日初めての安打を許したが、後続をぴしゃりと抑えた。
六回は牽制で一塁走者を誘い出し、ピンチを脱する場面も。いつも通り安定感抜群の投球で仕事を果たした。金沢時代も甲子園出場経験はなく、野球人生初めての全国の舞台だったが、「いつもより緊張したけど、その緊張をうまく力に変えることができた」と強心臓ぶりを発揮。「少し変化球の制球に苦しんだところはあったんですけど、自信のある真っすぐでしっかり押せたのでよかった」と胸を張った。
関大OBの中日・金丸と同じ背番号21を背負う左腕に小田洋一監督は、「ベンチで見ていて信頼度は金丸と変わらないくらい。ただ、まだ線が細いところがあるので、2年後3年後になれば金丸より上に行く可能性は持っている」と語った。
米沢は「3年生の時も4年生の時も金丸さんはチームの主戦だったのでその姿は見ていた。チームを勝利に導くのはかっこいいと思っていた。今こうしてチームのために投げるのは意識しています」と2学年上の金丸の背中を追いかけてきた。
全日本の舞台に臨むにあたっても、東京ドームのマウンドについて金丸から助言をもらったことを明かした。「『マウンドは固め』と教えてもらったので『固めは得意です』と返しました。そしたら『頑張れ』と言ってくれました」。
この春評価急上昇の左腕に、阪神は畑山統括スカウトら幹部クラスも含めた7人体制で視察。岡本スカウトは「リーグ戦から継続して全国の舞台でもいいピッチングだった。いつも通りストレートが走っていて、それを軸にいい投球をしていた」と評価した。米沢は、「金丸さんは自分がプロに行きたいと思うきっかけとなった尊敬できる一人。追いつきたい気持ちもあるので、自分もドラフトで1位指名していただけるように結果を残していきたい」と意気込んだ。
