ディマジオが結んだ絆「宝物」 長嶋さん死去1年、ファン愛不変

 長嶋茂雄さんの自宅に飾られていたジョー・ディマジオの直筆サイン入りユニホーム(石井彰英さん提供)
 石井彰英さんが所有する、長嶋さんのサイン入りユニホーム(左)と座右の銘を記した直筆の色紙=5月、東京都内
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 「ミスタープロ野球」の死去から3日で1年となった。プロ野球巨人の監督時代に長嶋茂雄さんは、まな弟子の松井秀喜さんに「俺はおまえをジョー・ディマジオにしたいんだ」と伝えたという。それだけ長嶋さんが憧れた米大リーグ、ヤンキースの伝説的選手ディマジオの直筆サイン入りユニホームが生前、居間に大切に飾られていた。

 これはディマジオと交友関係があった日系人とつながりを持つ石井彰英さん(70)が入手し、2002年に贈ったもの。感激した長嶋さんから後日、特注バットをプレゼントされるなど、親交が深まった。

 ファンの顔を覚え、自宅に初めて来た人には「どこから来たの? 気をつけて帰るんだよ」と気さくに声をかけた。

 20年以上の付き合いで、他人の悪口を言う姿は一度も見なかった。ファンを愛し、裏表のない人柄に「本当に優しい人だった」と述懐した。

 ディマジオが縁で始まった“ミスター”との思い出は「楽しかった。生涯の宝物」と言う。遺品となったユニホームの今後にも思いをはせ「みんなに見てもらったら喜ぶ。長嶋さんも望んでいるはず」。

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