揺れる巨人 引きずるように今季ワースト5連敗 橋上監督代行「明日以降も全力を尽くす」

 「巨人3-8ソフトバンク」(26日、東京ドーム)

 阿部慎之助監督の衝撃的な辞任を引きずるように交流戦初戦でソフトバンクに大敗し、巨人が今季ワーストの5連敗を喫した。

 橋上秀樹監督代行は「先にビッグイニングを作られてしまって、難しい試合になりましたけども、最後までね、諦めずにやってくれるところが非常に見えましたので、ありがたいです」。前向きな言葉を発した。

 阿部前監督の指定席だったベンチ右側の椅子に座ることなく、3時間10分せわしなく動いた。

 先発の則本が自己ワーストタイの1イニング3被弾を許すなど4回7失点KO。一方的な展開とされたが、今季初の1番で起用した泉口の投ゴロで1点を返し、八回に3連打で2点目を奪い、代打・坂本が犠飛を放つなど反撃の姿勢も見せた。

 試合前には会見を終えた阿部前監督が東京ドームを訪れ選手らに直接謝罪。前日に続いて言葉を交わした橋上代行は「ただ、ただ申し訳なかったと、みなさんに申し訳なかったと言っていました」と明かした。

 選手の精神的なダメージへの不安もあったというが「表情とかを見る感じでは試合に向かって集中してるなと受け取れたのでホッとしたところではありました」と率直な心境も吐露した。

 出直しの一戦を勝利で飾ることはできなかったが「明日以降もどんな展開であろうと全力を尽くすことだけはみんなでやっていきたい」。静かに闘志を燃やした。

 ◆巨人監督のシーズン途中退任は初 巨人監督がシーズン途中で退任した例は今回が初で、巨人でのプレー経験がない監督(代行)もプロ野球(NPB)創世期だった1936年から監督を務めた藤本定義を除いて球団初。巨人監督のシーズン途中交代は、これまで2度あったものの共に退任ではなく【1】46年・藤本英雄→中島治康は藤本が、【2】47年・中島→三原脩は中島が選手兼任から選手に集中するための措置だった。また、巨人で監督代行を務めたのは15年に原辰徳監督がインフルエンザで休養して川相昌弘ヘッドコーチが代行した例などがある。なお、他球団では、75年・広島が、ジョー・ルーツから古葉竹識へ監督交代しリーグ優勝を飾っている。

 ◆橋上 秀樹(はしがみ・ひでき)1965年11月4日生まれ、60歳。千葉県出身。現役時代は右投げ右打ちの外野手。安田学園から83年度ドラフト3位でヤクルト入団。97年に日本ハム移籍後、00年に阪神で現役引退。NPB通算は543試合で打率・265、17本塁打、86打点。05年から楽天で2軍外野守備走塁コーチ、1軍外野守備走塁コーチ、ヘッドコーチ。11年はBCL・新潟で監督、12年から巨人1軍戦略コーチ。その後、西武やヤクルトなどでもコーチを歴任し25年から再び巨人コーチに。13年WBCでは戦略コーチ。

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