プロ野球「危険スイング」罰則導入 フォロースイング対策はあるか?内田順三氏の視点「抜かれた時は片手スイングになりやすい」
プロ野球の「危険スイング」が12日から罰則対象となった。4月のヤクルト-DeNAで選手の手から離れたバットが球審を直撃。この事故をきっかけにルールが設けられた。今回は罰則の対象外とされたが、フォロースルーで捕手に当たるケースを問題視する意見もある。内田順三氏(デイリースポーツウェブ評論家)にルール導入への思い、「危険スイング」への対策を聞いた。
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予測が難しく本当に痛ましい事故が起きてしまったが、過去を見てもいろいろな事故や選手のけがをきっかけに新しいルールが設けられてきた。今はコリジョンが導入されたけど、少し前はブロックする捕手に体当たりする練習もしていた。併殺崩しのスライディングも、いかにして相手野手を巻き込むようにして滑り込むかを教え込まれた。今は投手が故意に死球を与えることもないし、審判を含めて、安全にプレーする環境を整えていくことは大事なことだろうね。
罰則ができたことで、選手はしっかりスプレーをして滑らないように注意もするだろう。昔、川上哲治さんもバッティングは緩みが大事と言われていたように、スプレーをしすぎるとスイングに狂いが生じる。バランスが難しいところもあるが、スプレーを含めて選手個々が意識することが大事だと思う。
フォロースルーで勢い余って捕手の頭や体に接触するケースは外国人選手によく見られるよね。外国人選手は外のボールも当てにいくようなことはせず、背中の後ろまで振り切る。特に、縦の変化球や緩いボールで抜かれた時は片手スイングになりやすいし、捕手も前で捕球しようとする分、当たる可能性も高くなる。捕手は十分な距離を取っているとは思うけど、これも予測して気をつけていくしかない。
球審は昔のように大きなプロテクターをつけることもなくなったけど、ファウルが腕や手に直撃している場面も珍しくない。頭だけでなく、腕や手を守る道具も必要だろう。プロ野球だけでなく、アマチュア、少年野球も幅広く見直すことが大事だろうね。ルールができたことで、野球界がひとつの方向を向いて対策しなければいけないね。
