4年連続で異なる投手が20勝を挙げた球団とは【プロ野球記録企画】

 デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)。今回は「4年連続で異なる投手が20勝を挙げた球団」とは。

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 広島の金城基泰は高卒4年目の1974年に急成長。前年初の2桁勝利の10勝から倍増させ、20勝を挙げた。当時は数多かったアンダースロー投手で、美しいフォームから浮かび上がる快速球を武器に快投。最下位に沈んだチームにあって孤軍奮闘する。ところが同年オフに、交通事故で目を負傷してしまう。選手生命どころか日常生活への復帰すら危ぶまれたが、復活を果たし翌年の広島初優勝決定の試合では胴上げ投手にまでなった。

 75年にはエースの外木場義郎が、圧巻の投球を見せる。68年の21勝に次ぎ、2度目の大台に乗せた。打の山本浩二との大車輪で、チームを初のセ・リーグ制覇に導いた。前年オフに就任したルーツ監督から「41試合に先発してくれ。その半分に勝てば、必ず結果が出る」と頼まれた。見事に実現させ、監督の見立ての正しさを証明した。

 75年にチーム2位の18勝を挙げていた池谷公二郎は、翌76年さらに進化を見せる。2勝を上積みし20勝を挙げた。前年の外木場に続き、チームから2年連続の沢村賞にも輝いた。

 そして77年には高橋里志。67年度ドラフトで南海(現ソフトバンク)に入団も、首脳陣と対立し退団。故郷の福井県に戻っていたが、広島に誘われ球界復帰した。そして同年に異例の覚醒を見せ、20勝を達成。シーズン40試合以上の先発登板を果たした投手は、この年の高橋里40試合を最後に出ていない。(高野 勲)

A…74~77年の広島

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