オリックス陥落 西武首位 日本ハムとソフトバンクはモタモタ 野田浩司氏「大混パになるかも。交流戦が楽しみ」
「ロッテ3-2オリックス」(17日、ZOZOマリンスタジアム)
オリックスがソトの3ランで逆転され、今季初の4連敗を喫して首位から陥落。日本ハムを破った西武が首位に立った。パ・リーグは6球団が5・5ゲーム差の中にひしめく混戦模様。デイリースポーツウェブ評論家の野田浩司氏は「ソフトバンクと日本ハムが今後ももたつくようだと“大混パ”になるかもしれない」と予想した。
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このところオリックスの打線が湿りがちで、今回の3連戦でも元気がなかった。4月のころに比べると下降線に入っていて、打てない試合が目立っている。
総失点(148)が総得点(145)を上回っている割に上位にいるのは、リリーフ投手の踏ん張りで僅差の試合を取っているから。チームのバランスという意味では悪くない。だからこの位置にいるのだと思う。
今後を考えると宮城と山下の離脱は言うまでもなく大きい。ペルドモあたりを先発に回してくるのかな。現有戦力でやり繰りするしかないが、戦えないとも思えない。
気になるのは敵地での成績だ。この3連戦で3連敗し、ロードでの成績は7勝14敗になった。これは負けすぎ。優勝争いという意味では致命傷になる数字だろう。
ホーム(16勝4敗)では圧倒的に強いのに、ビジターになると途端に弱くなる。典型的な内弁慶球団というイメージ。特に投手陣がよく打たれている印象だ。
本拠地での戦いは、ホームランが出にくい京セラドームを舞台にしているから、投手は大胆に投げられるのだと思う。広いという安心感から思い切った投球ができる。マウンドの感触にも慣れている。そういうアドバンテージはある。
しかし、この“弱点”を克服しない限り、上位をキープするのは難しくなるのではないか。
オリックスに関してはそれでも首位争いをしているのだからまだいい。エンジンのかかりが悪いのがソフトバンクと日本ハム。
ソフトバンクはWBCに選ばれたモイネロのチームへの合流が大幅に遅れたのは不運だった。杉山の不用意な行動による離脱は想定外だったが、地力を考えれば昨年と同様に盛り返してくるに違いない。
日本ハムは有原の不振が痛いね。序盤で守備のミスが目についたのも乗り損ねた原因になったのかもしれない。
西武はチーム打率、防御率とも6球団で一番。数字が現状を十分に物語っている。得点力が上がったのが大きいね。投手力はもともと高かったから、今井が抜けても落ちていない。高橋光はいい時の球質に戻っている。
それにしても5月のこの時期に首位と最下位の差が5・5ゲームだからね。この先、どんな展開が繰り広げられるのか、読めなくなってきた。
2強と言われたソフトバンクと日本ハムがモタモタしているようだと、楽天やロッテも含めた大混戦のパ・リーグになるかもしれない。
26日から始まる交流戦は“一人勝ち”もあれば“一人負け”もある。大きく差がつく可能性があるだけに、より目が離せなくなるし、楽しみ。“大混パ”に近づくのかどうか。そうなったほうが面白いけどね。
