日本ハム・レイエス ピンクバットで母の日弾 頬に母と妻のイニシャル「特別な日に打つことができてうれしい」

 両頬に母と妻のイニシャルを書いて打席に立つレイエス(撮影・坂部計介)
 1回、左越えに先制となる2ランを放つレイエス
2枚

 「オリックス0-2日本ハム」(10日、京セラドーム大阪)

 母の日仕様のピンクのバットで放った一撃が、勝利への号砲となった。日本ハムの主砲・レイエスが22試合86打席ぶりのアーチとなる4号2ラン。終わってみれば、一回表の先制弾で挙げた“スミ2”で勝負が決まった。

 2死一塁から、エスピノーザの甘いスライダーをジャストミート。左翼5階席前面の壁にぶち当てる豪快弾を、悠然と歩いて見送った。「きょうは母の日だから、頰に母と妻のイニシャルを書いて試合に臨んでいる。状態は上がってきていたので、この特別な日に打つことができて、とてもうれしい」。感謝の思いがこもった一発。黒い文字がにじむ顔に、はじけるような笑みが浮かんだ。

 4月下旬に幼い愛息2人が来日。そこから3度の猛打賞を記録するなど、家族のパワーをもらって一気に上昇曲線を描いてきた。前日に「今、84段目ぐらい。100になるまでもう少し待って」と状態を表していた新庄監督も、この日は「もう101段目じゃない?のってくると思います」。笑って太鼓判を押した。

 2戦連続完封勝ちで、2カードぶりの勝ち越し。しかも、首位オリックスに敵地で勝ち越した今季初のチームになった。「2勝1敗でずっと行きたいですね。1試合目に負けても、こういうふうに2、3試合目って勝てるチームですから、実際は。三つも全然勝てるチームなので」と新庄監督。優勝候補に挙げられていたチームの歯車が、ようやくかみ合い始めた。

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