山梨学院・菰田「打った瞬間」甲子園初アーチ 開始わずか2分!5得点起爆 五回走者と交錯「これまでにない痛み」も次戦へ闘志
「選抜高校野球・1回戦、山梨学院5-3長崎日大」(22日、甲子園球場)
1回戦3試合が行われ、山梨学院は長崎日大と対戦し、二刀流の菰田陽生投手(3年)が初回に自身の甲子園1号となる先制ソロを放つなど勝利に貢献。ただ、左手首を負傷するアクシデントに見舞われ、途中でベンチに下がった。昨秋の明治神宮大会覇者の九州国際大付は神戸国際大付に逆転サヨナラ勝ちを収め、大垣日大は近江に競り勝った。
夕空の聖地にアーチを掛けた。豪快なフルスイングから白球が軽々と舞い上がる。二塁ベース手前で右手拳を突き上げダイヤモンドを一周。菰田が大会3号となる先制ソロを放ち、打線に火を付けた。
「打った瞬間、自分でもいくって思っていたし、ダイヤモンドを回っている時はうれしい気持ちが大きかった」
これまでの分析と先頭打者・石井陽昇外野手(3年)の打席でイメージを膨らませ打席へ。「縦の緩いカーブで甘く来れば一番飛ぶ」。開始わずか2分。狙い通りの初球だった。完璧に仕留めた打球は左翼ポール際に着弾し、球場内はどよめきと歓声に包まれた。高校通算35本塁打目は、記念すべき自身の甲子園1号となった。
「1打席目で一番緊張する中でホッとしたし、チームとしても流れがついたと思うのでいい1打席目だった」。初回の5得点を導き、五回は先頭からの左前打でマルチ安打を記録した。
打で存在感を放った中、後半に中継ぎで登板予定だったが五回にアクシデントに見舞われた。2死一塁。ゴロを処理した三塁手がファンブルし、一塁への送球が本塁方向にそれた。懸命に捕球を試みたところで打者走者と交錯。左手にはめたファーストミットが吹き飛ぶほどの衝撃で、左手首を押さえながらうずくまった。治療後に戻って五回を終えたが、六回以降はベンチで見守った。
試合後、取材を終えて病院へ。「菰田は技術的支柱。出られる出られないは大きく戦い方が変わる」と吉田監督。菰田は「これまでにない痛み」と話しながらも、「絶対次の試合に出て勝って。甲子園の舞台で多く戦えるように自分もやりたい」と次戦に闘志を燃やした。





