「延長17回」PL古畑のジュニア 横浜先輩・松坂大輔氏から贈られたミット手に聖地「その思いも背負って」夏こそ歓喜を

 「選抜高校野球・1回戦、神村学園2-0横浜」(20日、甲子園球場)

 前回王者の横浜(神奈川)が0-2で神村学園(鹿児島)に敗れた。横浜は完封負けでのセンバツ初戦敗退は初めて。

  ◇  ◇

 夏こそ父と偉大な先輩の思いに応えたい。今大会で出番はなかった。それでも古畑雄大内野手(3年)が横浜OBの松坂大輔氏から贈られたファーストミットを大事そうに手で触れた。「松坂さんの思いもある。その思いも背負って」。1998年夏の甲子園での準々決勝。父・和彦さん(45)はPL学園の4番で横浜のエース・松坂氏と対戦。その縁で松坂氏が和彦さんの息子である古畑にグラブをプレゼントしてくれていた。

 甲子園に持参したのは松坂氏から贈られた二つ目のグラブ。一つ目は横浜入学時に黒色の内野手用。そして今回はキャメル色のファーストミットを持ち込んだ。

 「横浜で自分がファーストになったのでミットを作ってくれると」。グラブをはめた際に手のひらが当たる「平裏」部分は松坂氏の投球フォームのデザインが施された刺しゅう入り。松坂氏との初対面は昨年5月。今大会のメンバー入りが決まると「父から報告してもらい、心から喜んでくれたみたいです」。松坂氏の反応がうれしかった。

 幼少期から見てきた。98年夏の準々決勝の映像。試合は延長17回の激闘の末、松坂氏が延長17回を投げ抜いて横浜が勝利。両者は同年春の選抜準決勝でも対戦するなど甲子園を沸かせてきた。

 先輩と父の期待を胸に目指す夏の聖地。「感謝の気持ちしかない。夏も甲子園に」。横浜への入学理由はプロ輩出選手が多いという和彦さんの考えもあって。今度は自分が2人へ歓喜を届けたい。

 ◆古畑 雄大(ふるはた・ゆうだい)2008年7月18日、17歳。東京都出身。178センチ、84キロ。右投げ右打ち。内野手。小1から「深川ジャイアンツ」で野球を始め、小6時にヤクルトジュニアに選出。深川第五中時代は「東練馬シニア」でプレー。今大会は背番号「19」でベンチ入り。

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