智弁学園が大谷母校・花巻東を撃破 杉本完封&角谷3安打3打点!21年以来快勝発進 23年夏の借り返した
「選抜高校野球・1回戦、智弁学園4-0花巻東」(20日、甲子園球場)
1回戦が3試合行われ、阪神・村上頌樹投手、前川右京外野手の母校・智弁学園(奈良)は、ドジャース大谷翔平選手の母校・花巻東(岩手)に4-0で勝った。主将の角谷哲人捕手(3年)が先制打を放つなど3打点を挙げ、今秋ドラフト候補の杉本真滉投手(3年)が3安打完封。バッテリーの活躍で、前川を擁した2021年以来の春初戦突破を決めた。
最後は落ち着いて一塁に送球し、アウトを取った。杉本は万歳してグラブをたたき、笑みをこぼず。
「相手も強い中で自分が持っているピッチングを出せたと思います」
阪神・村上、前川らを輩出した智弁学園が、ドジャース・大谷の母校である強豪・花巻東を撃破。杉本-角谷のバッテリーがその中心にいた。
左腕は3番・赤間、4番・古城、5番・萬谷の強打者らにも強気だった。1点先制した直後の三回2死三塁で赤間をこの日最速の144キロ直球で空振り三振に。八回は四球に味方の失策で2死一、三塁も萬谷を直球で投ゴロ。3人に許したのは1安打だけだった。
立ち振る舞いもエースらしく成長した。昨秋チームは公式戦9試合で17失策。その中で杉本は周りが見えなくなることがあった。この日も味方は2失策。それでも「自分がどうカバーできるか」と切り替え、自らピンチを乗り越えた。「周りを見られたり、声かけしたりできたのはよかった」。1年夏も甲子園で登板したが、昨年は来られなかった。その悔しさを胸に3安打完封、129球の熱投を見せた。小坂将商監督(48)も「しょうがないエラーをしてしまったときにどうカバーできるか。そこが一番良かった」と笑顔。女房役の角谷も「チームのために投げる人間に成長してくれている」とうなずいた。
その角谷も負けない活躍ぶりだった。三回1死二塁では「必死に食らいつく思いで」と萬谷から左中間への適時二塁打で先制。七回にも右翼線への適時三塁打を放つなど3安打3打点と躍動した。花巻東の打線には「いろんなパターンを変えて的をしぼらせないようにした」と好リード。主将としても「最後まで油断せずに攻めきるぞ」と仲間を鼓舞し続けた。
23年夏の甲子園。智弁学園は3回戦で花巻東に敗戦した。そんな先輩たちの借りを返した1勝にもなった。「日本一をとって笑顔で終われたら」と角谷。聖地で智弁学園の強さを見せつける。





