帝京魂が帰ってきた!16年ぶり聖地で開幕星 “末吉対策”で昨夏王者・沖縄尚学撃破

 8回、逆転の2点二塁打を放ちガッツポーズを決める帝京・蔦原(撮影・開出牧)
 8回、逆転2点二塁打を放ち一塁を回る帝京・蔦原(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・1回戦、帝京4-3沖縄尚学」(19日、甲子園球場)

 開幕して1回戦3試合が行われ、16年ぶりセンバツ出場の帝京(東京)は昨夏の選手権大会覇者の沖縄尚学に4-3で逆転勝ちした。0-1の八回に蔦原悠太内野手(3年)が2点二塁打を放つなど4点を奪った。帝京の甲子園勝利は2011年夏以来15年ぶり。中京大中京(愛知)は阿南光(徳島)を3-1で下し、八戸学院光星(青森)はタイブレークの延長十回に9点を奪い、崇徳(広島)を15-6で退けた。

 タテジマのユニホームが揺れる。16年ぶりのセンバツで開幕星。苦しい展開の中、5番・蔦原がバットでチームを勢いづけ、沖縄尚学の左腕エース末吉を攻略した。

 「前夏の王者を倒せて素直にうれしい。センターライナーくらいかなと思ったけど、結果最高の形でいったかな」

 0-1の八回1死満塁。「ここで打てないと、もう(勝利は)ないなと。命を懸けるくらい、何があっても自分が打つって気持ちで」打席へ向かった。末吉の高めに浮いた138キロ直球に反応。打球は中越えの逆転適時二塁打となり、二塁ベース上で右の拳を突き上げた。2死後、救援の新垣から鈴木優吾捕手(2年)も右前へ2点適時打を放ち、この回4得点。九回に1点差に迫られたが、逃げ切った。

 6日の抽選会後から勝負は始まっていた。「末吉くんの対策をしよう」。コーチらの助言も受けて「高めの直球」と「低めの変化球」の目付けを徹底。打撃練習では打撃投手を前に出して約10メートルの距離で思い切り投げてもらい、球速への対応やバットを振る、振らないゾーンの見極めを行った。

 それでも試合序盤は思うようにいかなかった。「キレが違いすぎる。真っすぐは強いし、チェンジアップのブレーキやスライダーの曲がりの遅さが違う」と、蔦原も想像を上回る球威と球質に圧倒された。しかし、七回にようやく捉えた。初球のスライダーを打ち返して三塁へ鋭い打球で内野安打をマーク。手応えをつかんで八回のチャンスをものにした。

 勝利の瞬間、一塁側スタンドは大盛り上がり。甲子園での勝利は2011年夏以来で、センバツでは前回出場の2010年以来16年ぶり。「(応援を受けて)最後までやらないといけないと思った。泥くさくやるのが帝京魂」と蔦原。聖地でも粘り強く戦い抜く。

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