広陵 元野球部員の暴力被害「認めることは困難」第三者委が調査結果を公表

 広島の広陵高は16日、2023年に暴力被害に遭ったとする元野球部員の訴えに基づき設置した第三者委員会の調査結果を公表した。聞き取りなどの結果、元部員が申告した被害はいずれも「認めることは困難だ」と判断した。

 元部員は24年3月に学校側に、昨年2月には日本高野連に、それぞれ複数の部員から暴行を受けたと申告。同校は当時の部員や職員への聞き取り調査を経て、いったんは「指摘された事項は確認できなかった」と結論付けた。

 昨年6月、元部員の保護者からの要望を受けて第三者委を設置。広陵高によると、第三者委の調査報告書は今年1月30日に提出された。元部員や保護者、生徒、指導者らへの聞き取りに加え、同級生へのアンケートでも被害を裏付ける証拠や証言が得られなかったとしている。第三者委は「野球部内の問題が一般の生徒指導ルートから外れ、部内のみで処理される傾向があった」と指摘。野球部が「閉鎖的」になっていたとして、相談しやすい環境を整えるよう提言した。

 同校野球部では昨年1月にも暴力問題があり、別の第三者委が調査している。広島県警が下級生に対する暴行容疑で3年の生徒2人を書類送検。広島地検は昨年12月に家裁送致した。広島家裁は16日、少年審判の不開始を決めたと明らかにした。今月13日付で、理由は明らかにしていない。

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