西武加入の「ハーフの王子」が台湾で入団会見 林安可外野手「いち早くチームの力になり、優勝と日本一に貢献」と抱負
西武は9日、昨年11月に支配下選手契約を結んだ林安可外野手の入団会見を台湾台北市で実施した。西武の奥村剛社長、潮崎哲也シニアアドバイザー、台湾プロ野球リーグCPBLの蔡其昌コミッショナー、楊清瓏事務局長、林の前所属・統一ライオンズの凃忠正会長、蘇泰安GM、林岳平監督らが出席した。
会見では、2015年の現役引退後に統一臨時コーチを務めたこともおある西武・西口文也監督らのメッセージが送られた。また、林の高校時代の監督も会見場に訪れ、花束を手渡して温かく送り出した。
林は西武を通じて「埼玉西武ライオンズに入団できること、心からうれしく思います。そして、僕の夢のために背中を押してくれた統一ライオンズには感謝しかありません。今回の契約に至ることができたのは台湾で関わってくれた恩師や仲間、スタッフの皆さんのおかげです。日本のプロ野球は、台湾でも視聴することができるので、ぜひ応援してほしいです。そして、機会があれば台湾で埼玉西武ライオンズの試合を行い、台湾の皆さんに活躍した姿を見せることができたらとてもうれしいです。いち早くチームの力になり、優勝と日本一に貢献できるようにがんばります」とコメントした。
潮崎哲也シニアアドバイザーは「林安可選手と契約を結ぶことができ、大変うれしく思っています。林選手は、台湾プロ野球で本塁打王・打点王を獲得した実績を持ち、台湾代表でも中軸を務める長打力が最大の特徴です。ライオンズは打力を強化していかなくてはならない中で、持ち味を発揮してほしいと思っています」などとコメントした。
統一の蘇泰安GMは林について「林安可は2019年に統一ライオンズに加入して以来、彼はバットで数えきれない感動と素晴らしいプレーを届けてくれました。打線の中心であるだけでなく、ファンの心の中では『ハーフの王子』として愛され、応援されてきました。安可とじっくり話し合い、彼の海外挑戦への強い思いと決意を深く理解しました。プロ選手にとって、より高いレベルの舞台に挑戦することは非常に貴重な機会です。球団の代表として、彼がこれまでの貢献に心より感謝するとともに、台湾のファンの皆さまと一緒に彼を応援したいと思います」と紹介し、激励した。林は台湾人の父とアルゼンチン人の母を持ち、台湾では「混血王子(ハーフの王子)」と呼ばれていた。
林は統一で20年に32本塁打、99打点で2冠を獲得し、新人王に輝いた。24年秋の国際大会「プレミア12」では2次リーグの日本戦で特大弾を放った。25年は90試合で打率・318、23本塁打、73打点をマークし、オフに海外移籍制度を利用して西武へ移籍した。
林の入団会見は後日、日本でも実施する予定。




