日本ハム 総額4億円で2軍施設増強へ ウエート場の建設や最新鋭のバーチャル打撃練習マシン導入へ

 日本ハムが2軍本拠地の千葉県鎌ケ谷市の球団施設に新たなウエート場を建設するなど、トレーニング施設を拡充することが30日、明らかになった。最新鋭のバーチャル打撃練習マシン「トラジェクトアーク」も導入予定。総額4億円規模を投資して“虎の穴”を進化させる。鎌ケ谷スタジアム左中間後方付近に建物を新築し、現在は選手寮内にあるウエート室を移設。広さは倍の約400平方メートルになり、ラボのような設備も加える。来年4~5月ごろに稼働する見通しとなっている。

 「トラジェクト-」は実際の投手が投げる等身大映像と同時に、球速や球種、回転数も再現される高性能マシン。国内ではソフトバンクや巨人が導入済みで、阪神も来春の導入を決めた。日本ハムでは来春キャンプ後、鎌ケ谷の室内練習場に1台設置する予定だ。

 2軍本拠地は2030年に北海道内に移転予定。それでも、球団幹部は「育成の拠点として鎌ケ谷への注力は怠らない。選手育成のグレードを上げていく」と、育成環境の充実を重視する方針を強調した。来季10年ぶりの優勝を目指す一方で、常勝軍団の礎作りも同時に進めていく。

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