巨人が新外国人ボビー・ダルベック獲得へ “ポスト岡本”の4番候補、米国代表で19年「プレミア12」ベストナイン

 巨人が来季の新外国人として前ロイヤルズ傘下3Aのボビー・ダルベック内野手(30)を獲得することが21日、分かった。将来を嘱望されてきた長距離砲で、メジャー挑戦へポスティングシステムの申請を行った岡本和真内野手(29)に代わる来季の4番候補となりそうだ。

 来季14年ぶりの日本一を目指す巨人に、頼れる大砲が加わる。ダルベックはアリゾナ大を経て2016年MLBドラフト4巡目でレッドソックス入団。マイナー時代からトッププロスペクトの期待を受け、19年には米国代表として出場した国際大会「プレミア12」でベストナインを獲得した。

 翌20年にメジャーデビューを果たすと、21年は133試合出場で打率・240、25本塁打、78打点の成績を残し、将来の主軸を期待された。メジャー定着に至らず、今季移籍したホワイトソックスで7試合出場にとどまり、5月にブルワーズと、8月にはロイヤルズとマイナー契約を結んだ。

 打撃の粗さに課題はあったが、今季3Aでは3チーム合計105試合出場で打率・269、24本塁打とパワーは健在。一塁守備にも安定感が生まれ、巨人が求める主軸を担える強打の内野手として、その実力は十分だ。

 巨人は今オフ、岡本がメジャー移籍を目指してポスティング申請。長く4番を務めた主砲を欠く中での得点力強化という難題を抱えていただけに、メジャーで4番を務めたダルベックに、日本一奪還の鍵となる“ポスト岡本”の期待が懸かる。

 ◆ボビー・ダルベック(Bobby Dalbec)1995年6月29日生まれ、30歳。米国出身。193センチ、102キロ。右投げ右打ち。内野手。16年にアリゾナ大からレッドソックスと契約。20年にメジャーデビュー。21年には133試合で打率・240、25本塁打、78打点。MLB通算47本塁打。19年プレミア12米国代表。

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