片岡篤史氏 NPB審判員が明かした一流投手の軌道「ビックリした」と評した藤浪晋太郎のボール「インステップしてエグかった」対談を公開

 現役時代に日本ハム、阪神で活躍し、指導者も歴任した野球評論家の片岡篤史氏が17日までに自身のインスタグラムに新規投稿。元NPB審判員の丹波幸一氏をゲストに迎え、審判の苦労などを語った中で印象に残った投手を語った。

 片岡氏から「印象に残った投手はいる?」と問われた丹波氏は「時代、時代で最初は伊良部、そして野茂さん。フォークじゃなくて、光山さんのミットを突き破ってくるんじゃないかという威力と角度」と落差の大きいフォークよりもストレートの球威が印象に残っているという。

 「海を渡った選手で言うと野茂さんから佐々木朗希まで見ていた」と振り返った丹波氏。松坂大輔のスライダーは「見えへんかった」と語り、ダルビッシュ有は「自分の中でベストピッチャーやと思っている。すべてのボールが一級品」と評した。

 片岡氏が打者の話題に移ろうとすると「まだピッチャー終わってへん」と明かして名前を挙げたのが藤浪晋太郎。「大谷翔平の前に藤浪。1年目、2年目、ビックリした。(ボールの角度が)野茂さんが縦やったら、藤浪はちょっと斜めって感じ。インステップして投げてくるのエグかった。怖さはなくて、あそこから回転して投げてくるのが凄かった」と言う。

 一方で「同時に大谷も見てて、大谷もすごいけど、まだピッチャーとしてはそんなに完成されてなくて。余力を感じたし、伸びしろを感じた」と明かした。佐々木朗希は「キャンプ中にこれまで体感したことのないようなボールを投げていた。角度もあるし、コントロールもいいし。モノが全然違った。そら完全試合もするわな」と言う。

 審判員からすれば判定しやすいボールがあるといい「キレがいいボール」と語った丹波氏。NPBで30年に渡って審判員を務めた経験ならではの視点だ。

 他にも全4回に渡って審判員の苦労や、知られざるエピソードを語っていた。

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