侍J・井端監督 大谷にキャプテン“指名”WBC連覇へ「中心にいてもらえたら」3月2、3日強化試合前の合流熱望

 大リーグの球団関係者や代理人らが一堂に会するウインターミーティング(WM)が、2日目を迎えた。イベント会場で来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する各国・地域の監督が取材に応じ、日本代表の井端弘和監督(50)がドジャース・大谷翔平投手(31)に“キャプテン”の役割を期待し、3月2、3日の強化試合前の合流を希望した。

 総勢19カ国・地域の将が集結した会場。大会連覇を目指す侍ジャパン・井端監督は、大谷にキャプテンの役割を期待するか?と問われると、期待を込めてこう語った。

 「当然、プレーで引っ張っていってもらえればいいかなと思ってます。いい選手がいっぱいいますので、みんなで引っ張るつもりでやってもらえれば。その中心にいてもらえたらいいかなと思ってます」

 前回大会の決勝・米国戦前のクラブハウス。「憧れるのはやめましょう」。大谷のスピーチは選手たちの心を揺さぶった。投打の柱。今やメジャーの顔でもある大谷のリーダーシップに期待するのは、自然なことだ。

 米国やドミニカ共和国など、ライバル国が次々と参加選手を発表する中、日本はチーム編成が停滞しているのが現状。しかし、指揮官は「焦ってもしょうがない」と泰然自若。会見場では言葉を濁したが、大谷、山本、佐々木の3投手が所属するド軍幹部ともしっかり連携を取っている。

 ド軍のフリードマン編成本部長がこの日、井端監督と会談したことを明かし「私たちは彼らの取り組みを全面的に支持している。協力し合いながら関係を築いていきたい」。出場未定の2投手に関して協議していること、16日に選手の健康状態に関する書類をMLBに提出することも明言した。

 井端監督は11月下旬に大谷から電話連絡を受けた際に、代表の日程を伝達。チーム合流時期に関して3月2日のオリックス、同3日の阪神との強化試合(いずれも京セラ)を挙げ「その2試合で仕上げてもらうのがいい」と話した。前回も大阪での強化試合2試合に出場して大会に挑んでおり、同じ形を望む。

 週明け以降に進展が予想される日本代表の編成。「発表するのは分散になるのかなと思います」。最終メンバーの人選に注目が集まる。

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