NPB 現役ドラフト2巡目拡大へ規定修正 獲得の意思ない球団も参加可能に「1人でも多く成立させたい」
日本野球機構(NPB)は3日、9日に実施する現役ドラフトの規定修正を発表した。4回目を迎える今年も1巡目は前回同様だが、希望を募って実施する2巡目の手順を変更。獲得する意思がない球団も参加できることが新たに明示された。
所属選手の放出を容認する球団の参加を促し、さらに移籍を活発化させたい狙いがある。議長を務めるNPB・保科求己法規室長は「選手会の要望もある。1件でも多く、1人でも多く成立させたい。12球団、それぞれニーズがある。それが生かせたら」と説明した。
過去3回のドラフトで2巡目の成立は1件。昨年、広島が日本ハムから鈴木健矢投手(27)を獲得した。この日、NPBとの事務折衝に臨んだ選手会・森忠仁事務局長も「望まれて(他球団に)いく選手が増えることはいいこと」と歓迎。新たな原石を発掘すべく、移籍市場を活性化させる。





