DeNA 元阪神・田上健一氏を走塁アナリストに招へいへ 今季は四国ILp愛媛で野手コーチ務め独立リーグ日本一導く
DeNAが走塁アナリストとして、元阪神・田上健一氏(37)を招聘(しょうへい)することが2日、分かった。近日中に発表される。田上氏は今季、四国ILp愛媛で野手コーチを務め、走塁改革に着手し独立リーグ日本一に導いた。その実績を買われ、出身地の横浜で手腕を発揮する。
田上氏は2015年まで阪神でプレー。足のスペシャリストとして育成から支配下登録を勝ち取り、代走などで活躍した。16年から2年間、オリックスでスコアラーを務め、18年からはデータスタジアムにアナリストとして勤務。データや数字を専門的に深めてきた。愛媛では投手の癖の分析にもたけ、69試合でチーム153盗塁へ導いた。
DeNAは今季のチーム盗塁数は66。リーグ3位で、トップの阪神との差は34と差がある。田上氏には機動力強化が託される。
◆田上 健一(たがみ・けんいち)1987年12月12日生まれ、37歳。神奈川県出身。現役時代は右投げ左打ちの外野手。創価、創価大を経て09年度育成ドラフト2位で阪神入団。10年3月に支配下登録を勝ち取り、同年7月18日・ヤクルト戦でプロ初出場。15年限りで現役引退。16年にはオリックスのスコアラーに。25年に四国ILp・愛媛の野手コーチに就任。NPB通算123試合で打率・247、3打点、11盗塁。





