松井秀喜氏 お別れの会で長嶋茂雄さんにお願い「私の心の中に入り込み、対話に付き合ってくれたら嬉しい」

 「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が21日、東京ドームで開催された。6月3日に肺炎のため89歳で死去した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督を悼み、多くの球界、メディア界、スポーツ会、芸能界などの関係者が参会した。「関係者の部」ではまな弟子である元巨人の松井秀喜氏(51)が別れの言葉を述べた。

 松井氏は「監督、監督へのお別れの言葉、2回目です。同じ方にお別れの会を伝えるのは私の人生で最初で最後だと思います」と笑顔で語りかけ、「野球選手としての正しい道を示し、明るく照らし、力強く導いてくれました。監督の立場であるにも関わらず、試合前、必ず私のスイングをチェックするため時間を割いてくれました」と感謝。「監督退任後は激励に来て下さったニューヨークでも一緒に素振りしましたね」などと思い出を語った。

 松井氏は6月3日の恩師の死去を受け、米国から緊急帰国し、早朝に長嶋さんの自宅を弔問した。巨人時代に最強の師弟コンビを組んだ恩師との別れを惜しんだ。「生前、約束したこともあります。その約束を果たしたいなと思います」と誓った。生前、ミスターは松井氏の巨人監督就任を熱望していたとみられ、“長嶋魂”を受け継ぐ覚悟なのだろう。

 ゴジラの巨人入団が決まった時、師弟コンビのドラマが幕を開けた。1992年のドラフト会議。阪神など4球団が1位で入札した競合の末、監督に復帰したばかりの長嶋さんが、当たりくじを引き当てて巨人に入団した。

 長嶋監督は松井の「4番1000日計画」を立て、二人三脚で取り組んできた。松井氏は長嶋監督の自宅や遠征先のホテルで素振りし、それをチェックしてもらった。英才教育が実を結び、巨人、ヤンキースの主砲に君臨した。

 松井氏は「今日はあのドラフト会議の日からちょうど33年。私自身の気持ちに区切りを付けるためにもお伝えします。私をジャイアンツに導いて下さりありがとうございました。監督により私の野球人生は美しく彩られました。お願いがあります。私の心の中に入り込み、私との対話に付き合ってくれたら嬉しいです。心の中の長嶋茂雄と話しながら、自分の道を進んで参ります」と語った。

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