青学大初連覇!来秋ドラ1候補・渡部がV3ラン 中日ドラ1・中西との最強バッテリーで頂点「チームを押し上げていける存在に」
「明治神宮野球大会・大学の部・決勝、青学大4-0立命大」(19日、神宮球場)
決勝が行われ、大学の部は青学大が4-0で立命大を下して、史上6度目、同大学では初の連覇を果たした。来秋ドラフト1位候補の渡部海捕手(3年・智弁和歌山)が先制V3ランをマーク。中日からドラフト1位指名を受けたエースの中西聖輝投手(4年・智弁和歌山)と高校時代から続く抜群のコンビネーションで頂点に導いた。高校の部は九州国際大付が11-1で神戸国際大付を圧倒し初優勝を飾った。九州地区は来春の選抜大会で神宮大会枠を獲得し、出場校は1増の5となる。
バットに空を切らせたワンバウンドのフォークをしっかりと受け止め、一塁へ送球。2人で重ねてきた最後のアウトを奪うと、渡部はマウンドの中西に抱きついた。青学大初の大会連覇。最高の形で、最強バッテリーの集大成を完成させた。
「3点というのは本当に大きい数字でした」
そう振り返るのは、0-0の六回1死二、三塁の好機。フルカウントから「最後に得意な球が来てくれた」と内角低めスライダーを振り抜いた。打球は左中間席へ飛び込む先制3ラン。今秋リーグ戦は打率1割台と苦しんだが、「右肩が下がっていた。バットの握り、打席の立つ位置、捉える意識…結構変えました」と試行錯誤が実を結んだ。
智弁和歌山時代にバッテリーを組み、2021年夏の甲子園を制するなど、中西の球を受け続けてきた。「自分はまだまだやったので、最初は意見を言うことができなかった。中西さんに『もっと言ってこい』と言われたこともある」と回顧。「大学では本当に二人三脚という感じで、常にコミュニケーションをとっていた。最後まで、すごい背中を見せてくれた」と尊敬する先輩との日々に感謝した。
4年生が抜け、一層の期待と責任を背負うこととなる。「打てる捕手は貴重。打撃の確実性を上げたい」と課題を挙げ、「ドラフト1位でプロに行くと、安藤監督と入学の際に約束した。チームを押し上げていける存在になりたい」と渡部。大学最高峰の投手をお手本に、大黒柱へと成長する。
◆渡部 海(わたべ・かい)2004年8月20日生まれ、21歳。大阪市出身。180センチ、88キロ。右投げ右打ち。遠里小野小1年時に大阪ゴールデンファイヤーで野球を始め、大和川中では住吉ボーイズに所属しU-15日本代表も経験。智弁和歌山では1年夏からベンチ入りし、2年夏の甲子園で正捕手として優勝に貢献。高校通算38本塁打。青学大では1年春からマスクをかぶりリーグ6連覇、4度の全国制覇を達成。今夏の大学日本代表でも正捕手。




