立命大・若田部Jr.全国デビュー 父はソフトバンク投手コーチ、親子で日本一へ 19日青学大と決勝

 8回、名城大・雄龍を二ゴロに打ち取りガッツポーズを決める立命大・若田部(撮影・開出牧)
 8回から登板し1回1/3を無安打無失点に抑えた若田部(撮影・開出牧)
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 「明治神宮野球大会・大学の部・準決勝、立命大1-0名城大」(18日、神宮球場)

 大学の部の準決勝2試合が行われ、立命大は名城大を1-0で下して初の決勝進出を決めた。ソフトバンク・若田部健一投手コーチ(56)の次男である達生投手(3年・福岡大大濠)がリリーフで全国デビューして完封勝利に貢献。日本シリーズを制した父に続く日本一に王手をかけた。史上6校目で初の連覇を目指す青学大は、来秋ドラフト1位候補の最速154キロ右腕・鈴木泰成投手(3年・東海大菅生)が8回2失点で8-2で八戸学院大を破って3年連続の決勝進出。決勝は19日に行われる。

 大歓声の中で若田部は無我夢中で腕を振った。緊迫した場面にも動じることなく、堂々と全国大会デビューを果たした。

 188センチの長身右腕は、1-0の八回から登板。スリークオーター気味のフォームで、先頭打者は自己最速タイ148キロを記録し、空振り三振に仕留めた。テンポよく13球で三者凡退。“若様”と呼ばれた父似の端正な顔立ちに、笑みを浮かべてベンチへ戻った。九回は四球と犠打で1死二塁として降板。1回1/3を無安打無失点に抑え「少し緊張はした。いい経験になった」と振り返った。

 父は今年の日本シリーズを制し、日本一に輝いたソフトバンク・若田部健一投手コーチ。生まれた時には現役を引退しており「家にいる一般的なお父さんみたいな感じだった」と元プロ野球選手の面影は感じなかったという。福岡大大濠時代は控え投手。この日初めて全国の大舞台を経験し「(父は)こういう環境で投げ続けていたのがすごい」と偉大さを実感。大会前には「いつも通り投げたら大丈夫」とエールをもらった。

 若田部が降板した九回1死二塁からは、来秋ドラフト上位候補左腕の有馬伽久投手(3年・愛工大名電)が打者2人を抑えて勝利。チームは今大会3試合でわずか2失点、2度の完封勝ちという投手陣の奮闘で初の決勝進出を決めた。

 その一角を担う若田部は「次も勝ってこれまで関わってくれた人たちに恩返しがしたい」。頂点をつかみとり、親子で日本一の味をかみしめる。

 ◆若田部 達生(わかたべ・たつき)2004年6月24日生まれ、21歳。福岡市出身。188センチ、85キロ。右投げ右打ち、投手。小学1年で野球を始め、姪浜中では軟式野球部に所属。福岡大大濠では2年秋からベンチ入りし甲子園出場はなし。立命大では2年秋からリーグ戦登板。

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