日本ハム・北山「目標の選手」“同門”山本由伸の偉業に刺激「かけ離れた立場にいますけど、負けたくない」同じトレーナーに師事
日本ハム・北山亘基投手が3日、エスコンフィールドでの秋季キャンプで練習後、取材に対応。ワールドシリーズMVPに輝いたドジャース・山本由伸の活躍に、意気込みを新たにした。
自主トレ先が同じで、山本のトレーナーを務める矢田修氏に師事。「目標の選手でもあるし、すごいなと心の底から思いました」と偉業をたたえつつ「かけ離れた立場にいるけど、僕も負けたくない。そういうレベルに近づいていきたい気持ちはあるので、本当に刺激を受けました。もっともっと頑張らないといけない」と決意を口にした。
ウエートではなく、自重の中で負荷がかかるトレーニングが特徴。先発登板翌日にリリーフ登板した山本の連投も、北山は「ボールを投げたから体が悪くなるとかじゃなくて、むしろ投げた後の方が状態が上がっていくようなニュアンスというか理想。そういう体作りをしているので、それを突き詰めていけば、ああいったこともいずれできてくるんじゃないかな」と受け止めた。
米国流のトレーニングが主流の中、山本の活躍が潮流に一石を投じる可能性もある。北山は「そういった方向性も今後広がっていくんじゃないか。トレンドじゃない、また違った正解というか、新たな答えがいろんな人に広がったんじゃないかなと思ったので。いろんな意味で野球界にプラスだったのかなと、個人的に思っています」と期待を込めた。
この日でエスコンでの秋季キャンプは第1クールが終了。自身は6日から侍ジャパンの宮崎合宿に参加する。「一番はケガをしないように。自分ができることをしっかりアピールできたら」と抱負。来春のWBCメンバー入りへ、存在感を示すことを誓った。





