ソフトバンク 佐々木麟太郎を1位指名 城島CBOが残り福釣り上げた 王会長「すごく喜んでくれた」指名後に電話で会話 

 佐々木麟太郎の交渉権を獲得した城島CBO。左は相川監督(撮影・堀内翔)
 ソフトバンクから1位指名を受けた佐々木(共同)
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 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(23日、都内ホテル)

 会場が大きくどよめいた。DeNAに続き、ソフトバンクが佐々木麟太郎内野手(20=米スタンフォード大)を1位指名。サプライズで競合となったが、城島チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)が当たりくじをつかむと、右手で高々とを掲げた。

 城島CBOは「ホークスは一芸に秀でた選手の長所を伸ばす。彼の打撃は一芸に秀でている。うちが一番活躍できると思う」と説明した。交渉権を獲得した直後には、王球団会長が電話でラブコール。球団を通じて「すごく喜んでくれて、うれしかったね。本人も『ありがとうございます』と言ってくれてね。ホークスに来ることになったら一緒に高い目標を持って頑張ろうと伝えました」と内容を明かした。

 チームはパ・リーグで優勝したため、今ドラフトはウェーバー順が12球団の最後。2位は全体24番目の指名だった。しかも、佐々木は来年7月に予定される米大リーグのドラフトの対象となるため、その結果を受けてソフトバンク入りするかを決断することも可能だ。

 城島CBOも「彼の場合はちょっと特殊で、来季の頭からすぐというわけにはいかない」とリスクを覚悟して指名に踏み切ったことを説明。永井編成育成本部長も「大学で来年のシーズンもやりたいと聞いている。リーグ戦が終わって、米大リーグのドラフトも待つと思う」と話した。

 その上で城島CBOは「ドラフト1位で佐々木君を指名した。これがメッセージ。十分伝わってくれると思う」と呼びかけた。近日中に花巻東の野球部監督を務める父の洋さんへあいさつし、11月にはスタンフォード大で本人にも指名あいさつをする予定だ。

 ◆佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)2005年4月18日生まれ。20歳。岩手県出身。184センチ、113キロ。右投げ左打ち、内野手。幼少期から野球を始め、江釣子小1から江釣子ジュニアスポーツ少年団に所属。江釣子中時代は、金ケ崎リトルシニアでプレーした。花巻東では1年春からベンチ入りした。高校通算140本塁打。

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