阪神育成2位・山崎照英 プロでも盗塁王 “師匠”ソフトバンク・周東を「追い越せるような選手に」
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(23日、都内ホテル)
阪神から育成2位指名を受けた山崎照英外野手(22)=関西独立リーグ・兵庫=が、自慢の快足を生かして盗塁王を目標に設定した。50メートル5秒8の韋駄天(いだてん)で今季は51盗塁を決めて、2年連続でリーグ最多盗塁。「やっぱりここでも盗塁王を取ったので、NPBの舞台でも取れるような選手になりたい」。猛虎が誇る近本&中野の俊足コンビにも負けない未来図を思い描いた。
ソフトバンク・周東とは合同自主トレの経験もある。「周東さんが目標なので、追いついて追い越せるような選手になりたい」とパ・リーグ盗塁王には挑戦状をたたきつけた。
ギリギリで夢の扉をこじ開けた。兵庫でプレーして5年目で、今夏には引退も考えていたというが、阪神の今年ラスト指名をゲット。「本当にやめるつもりだったんですけど、その中でスカウトが来られて。9月から『死ぬ気でアピールしたろ』と試合もやっていて。それが実ってうれしいです」と逆境をはねのけ、喜びをかみしめた。
リーグ最多100盗塁の藤川阪神に新たに加わる“未完の機動力”。「ファンの方々の声援がすごいなとテレビを見ていても分かるので、早くその声援を浴びられるように、甲子園で試合に出られる選手になりたい」。一日も早く支配下を勝ち取って、聖地のダイヤモンドを駆け回る。
◆山崎 照英(やまさき・しょうえい)2002年12月1日生まれ、22歳。外野手。174センチ、67キロ。右投げ左打ち。九州文化学園高-関西独立リーグ兵庫。俊足を武器に、高い盗塁技術と広い守備範囲が魅力。打撃力など伸びしろも十分で、将来はリードオフマンとして期待がかかる。
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