明大V王手 23日ドラフト上位候補、毛利が7回3安打2失点「この日のためにやってきた」ライバル・伊藤に雪辱の1勝

 「東京六大学野球、明大9-2早大」(18日、神宮球場)

 第6週の1回戦2試合が行われ、明大が早大に快勝し、5季ぶり44度目の優勝へ王手をかけた。今秋ドラフト上位候補の最速151キロ左腕・毛利海大投手(4年・福岡大大濠)が7回3安打2失点の好投。阪神、巨人など複数球団のスカウトが視察した中、23日に行われるドラフト会議へ向けてもアピールした。慶大は延長十一回タイブレークの末に立大に先勝。延長十回2死から救援したエース・外丸東眞投手(4年・前橋育英)がリーグ戦通算20勝を挙げた。

 次に流すのは、うれし涙だ。エースに成長した毛利が苦杯をなめ続けてきた早大に立ちはだかった。5季ぶりの頂点へ王手をかける好投だ。

 「初回から打たせて取りながら、流れを渡さないようにと投げました」

 140キロ台中盤の直球を軸にテンポの良い投球で散発3安打に封じ、7回2失点。早大には3季連続で勝ち点を落としており、さらに2季続けて優勝決定戦で涙をのんだ。いずれも相手エース・伊藤樹投手(4年・仙台育英)との投げ合いに敗れ悔し涙を流してきた左腕は「この日のためにやってきた。樹に1回も勝てていなかったので、良かった」と雪辱の1勝に納得顔を浮かべた。

 23日にドラフト会議を控える中、「今はリーグ戦中。自分の投球をしたら(おのずと)評価してもらえると、準備してきた」ときっぱり。悲願の頂点をつかみ、晴れやかな気持ちで、その時を迎える。

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