元ロッテ投手 伊藤義弘さん事故死に関係者、ファンら衝撃 元同僚の内竜也氏ら沈痛「信じたくない」、里崎智也氏「日本一の胴上げ投手」
元ロッテ投手の伊藤義弘さんがバイク事故のため6日に死去した。43歳だった。7日にロッテが発表した。球団ホームページで「伊藤氏は入団1年目から50試合以上に登板し、2010年の日本シリーズでは胴上げ投手となりました。ここに故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ申し上げます」と記し、追悼した。
福岡県の城南警察署によると、バイクに乗車していた伊藤さんは同日午後2時17分、福岡市城南区の交差点でタクシーと衝突。病院に搬送されたが、2時間後の同4時16分に死去した。
訃報を受け、ロッテ時代の元同僚が続々と追悼した。投手として同時期にチームを支えた内竜也氏は自身のXで「伊藤さんが。。信じたくない。たくさんお世話になったし野球選手としての心構えだったり全てを教えてくれた先輩。2010年の胴上げ投手姿も今でも忘れない。たくさん相談したし、話し足りない。。ご飯行く約束もしたのに。。」とショックを隠せなかった。
バッテリーを組んだ里崎智也氏も自身のXに「残念でなりません」とつづり、「日本一の胴上げ投手。気持ちも強く、素晴らしいリリーバー。日本一となった試合、プロ初打席で浅尾投手の豪速球を完璧にバントして、岡田の決勝打に繫いだ。投打の立役者 心の中で生き続けます、合掌」と追悼した。
伊藤氏のルーキーイヤー、主戦投手のひとりだった清水直行氏もXで「地元で頑張っていたのは聞いていた。心よりご冥福をお祈りします」と追悼した。SNSではファンも「信じられません」、「若すぎます」、「辛いよ」などと、悲しみが広がった。
伊藤さんはロッテで中継ぎ右腕として活躍。3位から下克上日本一を果たした10年には日本シリーズで胴上げ投手となるなど、チームに大きく貢献した。
16年にロッテ退団後は巨人の入団テストを受けたが合意に至らず。現役引退後は母校の東福岡で硬式野球部の監督も務めた。





