近大付・小久保成逢V撃 3安打1打点と躍動 ソフトバンク監督の伯父似フォームで快音連発 8年ぶり近畿大会進出
「秋季高校野球大阪大会・準決勝、近大付6-4大成学院大高」(5日、GOSANDO南港野球場)
大阪大会準決勝2試合が行われ、近大付でソフトバンク・小久保裕紀監督(53)のおい成逢(せいあ)内野手(2年)が勝ち越し打を含む3安打1打点と躍動し、太成学院大高に6-4で勝利した。2017年以来8年ぶりの秋季近畿大会出場権を獲得。大阪桐蔭は金光大阪を2-0で下して12年連続の同大会出場を決めた。決勝は12日にGOSANDO南港野球場で行われる。
伯父の現役時代を想起させる打撃フォームで近大付・小久保成逢は快音を連発した。左足をさっと上げて着地と同時の力強く振り抜く。鋭い打球がグラウンドに次々と放たれた。
「1番・三塁」で先発し、初回先頭で右中間への二塁打をマーク。二回2死一、二塁では勝ち越しの中前適時打を放つなど3安打1打点で2002年以来23年ぶりの決勝進出に導いた。伯父であるソフトバンク・小久保監督の現役時代のプレーを動画などで目にして育ち「体重を一番乗せられる。きれいに打ち返せた」と頰を緩めた。
幼少期は小久保監督とティー打撃をするなど野球を教わったこともあるという。東京都出身だが「環境もいいし、強いと思った」と近大付に入学した成逢。切り込み隊長としてけん引し、チームに18年夏以来の甲子園切符をもたらす。
◆小久保 成逢(こくぼ・せいあ)2008年10月1日生まれ、17歳。東京都板橋区出身。175センチ、73キロ。右投げ右打ち。小学校入学前には野球を始め、小学時代は深川ジャイアンツでプレー。板橋第三中では東練馬シニアに所属。近大付では1年秋からベンチ入り。




