楽天 三木監督が来季続投 石井GM「若い選手を成長させてくれた」「来年に向けて期待値の上がる選手起用」

 「楽天1-2オリックス」(5日、楽天モバイルパーク)

 悔しい気持ちを隠さなかった。楽天・三木監督は既に来季を見据えていた。シーズン最終戦は延長戦で惜敗するも、試合後に石井ゼネラルマネジャー(GM)が来季の続投を明言。「若い選手を成長させてくれた」と育成力が評価され、2026年も指揮を執ることが決まった。

 今季は5年ぶりに1軍監督として再登板。67勝74敗2分けの4位だったが、2軍監督時代に苦楽を共にした若手の花を1軍で咲かせた。後半戦からは1番に2年目の中島を定着させ、黒川は中軸を任せるまでに育った。宗山もケガなく1軍を完走した。石井GMは「様変わりしていくこと、チームを血行良くさせてくれることが大事。来年に向けて期待値の上がる選手起用をしてくれている」と説明。今季の悔しさを晴らす舞台が整った。

 試合後の三木監督は「悔しい。その一言です」とキッパリ。光った若き力へも、「僕、ちょっと欲深いので。彼らならもっともっとやってくれるだろうという期待しかない」と意欲的に語った。19年から楽天でつくり上げてきた土台をさらに強くし、悔しさを肥料に来季こそ花を咲かせたい。

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