明大・小島大河 今秋1号「流れに乗って打てた1本」リーグ戦通算50打点 阪神・竹内球団副本部長などスカウト陣も視察

 「東京六大学野球、明大4-1慶大」(27日、神宮球場)

 1回戦2試合が行われ、明大が慶大に先勝した。今秋ドラフト上位候補の小島大河捕手(4年・東海大相模)が先制犠飛と今秋1号ソロをマーク。竹内球団副本部長らが視察した阪神などスカウト陣の前で、節目のリーグ戦通算50打点を記録した。立大はコンディション不良から復帰したエースの小畠一心投手(4年・智弁学園)が7回無失点と好投し、4連覇を狙う早大を下した。

 快音とほとんど同時に歓声が上がった。小島河が終盤の一発攻勢を締めくくる完璧な今季1号だ。

 七回に代打・瀬のソロで勝ち越し、迎えた八回。前を打つ榊原が右中間へソロを放つと、余韻も冷めやらぬうちに、1ボールからの内角直球を捉えて2者連続の右越えソロを放った。「流れに乗って打てた1本」と納得顔。三回にはフェンス際まで運ぶ先制の右犠飛を放っており、現役選手では43打点で2位の法大・松下を突き放して断トツの通算50打点目とした。

 視察したDeNA・八馬アマスカウトグループディレクターは「1スイングで仕留めるのはさすが。コンタクト能力が高く、感覚が良い時の打撃は天才的。捕手としても大きな穴はない」と評価した。小島河は「ドラフトは周りの方が評価すること。自分は優勝のために目の前のことを一生懸命やっていきたい」と泰然。チームのために勝負どころでの一打を積み重ねる。

 ◆小島 大河(こじま・たいが)2003年10月27日生まれ、21歳。神奈川県出身。179センチ、83キロ。右投げ左打ちの捕手。高部屋少年野球部で野球を始め、山王中では相模ボーイズに所属。東海大相模では二塁手として1年秋からベンチ入りし、3年春のセンバツ優勝に捕手として貢献。明大では1年秋にリーグ戦初出場。今年7月に2年連続で大学日本代表に選ばれ日米大学選手権に出場。50メートル走6秒4、遠投110メートル。

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