ソフトバンク・小久保監督が7度、宙を舞う 就任から2年連続リーグV「全員の力がなければ2連覇は達成できなかった」 孫オーナーも5度舞う
「西武1-4ソフトバンク」(27日、ベルーナドーム)
ソフトバンクが2年連続21度目のリーグ優勝(前身の南海、ダイエー時代を含む)。日本ハムとのマッチレースを制し、2連覇を達成した。
小久保裕紀監督にとっても就任1年目の昨季から2年連続のリーグ制覇。優勝が決まった瞬間、ベンチのコーチ陣と次々とハグ。グラウンドに出るとスタンドに手を振った。
1年前は京セラドームで8度、宙を舞ったが、この日の胴上げでは7度、舞った。その後、孫正義オーナーが5度、選手らに胴上げされた。
小久保監督はベンチ前で待ち受けた王貞治球団会長とガッチリと握手して祝福された。
優勝監督インタビューでは「本当に苦しいシーズンだったんで、今年ほど1軍にたずさわった全選手、関係者の全員の力がなければきょうの2連覇は達成できなかったと思う」とベンチから見つめた選手らをねぎらった。九回の最後の場面は「抑えの杉山に任せていた。彼がしっかり締めてくれるだろうと思っていたが、優勝を決めた瞬間は我を忘れて喜びました」と振り返った。
今季はシーズン序盤から故障者が出て苦しみ、5月に入っても最下位に低迷。それでも「我々ホークスは4軍まで合わせると120名の選手がいる。主力がけがで離脱した後も、ここに登録されている31名が120名の代表としてグラウンドに立つ。今いるメンバーが最強だと思ってずっと戦ってきた。誰ひとり欠けても今回の2連覇はなかったと思う」と繰り返し、チーム一丸、球団一丸での優勝を強調した。





