オリックス 敵地で4連続ソフトバンク撃破 今季15敗の天敵に痛烈お返し「借りを全部ぶつけようと」
「ソフトバンク0-1オリックス」(23日、みずほペイペイドーム)
オリックスがチーム一丸の“首位イジメ”でソフトバンクに敵地4連勝。今季すでに15敗と顔も見たくなかった“天敵”に、4戦連続の1点差勝利&2日連続の1-0のゼロ封勝ちまで食らわせ、V目前のチームを大慌てさせた。
最大の殊勲者は6回4安打無失点の力投で、今季7勝目をマークした田嶋大樹投手(29)だ。「もう今日は何も考えてなかった。キャッチャーミットに向かって、思い切り腕を振ろうということだけでした」。序盤から再三、ピンチを招くも気迫の投球でタカ打線に決定打を許さず、今季5度目のソフトバンク戦でうれしい初勝利だ。昨年を上回る7勝目については「あまり気にしていなかったけど、いいことではあるので、しっかり喜びたい」と珍しく顔をほころばせた。
そして打線が1点しか取れない中、2番手・横山から“満塁斬り男”で再ブレークした山崎、守護神マチャドとそろって救援に成功。タイガース顔負けの好リレーを連日披露し、一度もホームは踏ませなかったのは…本当に頼もしい。
厚沢投手コーチは「この4連戦、投手陣にはこれまでの借りを全部ぶつけようと言って送り出した」と明かし、その通りに投手陣が期待に応えた。開幕からソフトバンクに痛い目に合わされ続けてきた岸田監督は「皆が攻める気持ちが前面に出てるからこの結果になっている。それを最後までやっていきたい」とキッパリ。このままCS進出に向け、さらに勢いづきたいところだ。




