3戦連続初回失点の巨人・戸郷「立ち上がりでもっと攻め切れれば」と反省 杉内コーチ「彼に抜けてもらっちゃ困るんで」と奮起促す
「広島5-0巨人」(23日、マツダスタジアム)
巨人先発の戸郷が4回5安打4失点で9敗目(7勝)を喫した。初回に2二塁打などで2点を失い、二回にも中村奨に2ランを被弾。試合を作れず「あれだけ立ち上がりが悪いと、やっぱりこういう試合展開になると思いますし、責任も果たせなかった。次に向けてしっかりやりたいなと思います」と話した。
前回登板まで自身3連勝だったが、3試合とも先制点を奪われ、前回と前々回は初回に失点。これで3戦連続初回失点となり、試合後に阿部監督は「技術的なこともあるんだろうけど、メンタルの部分なのかな」と心配した。
監督の言葉を伝え聞いた戸郷は「立ち上がりが先発としては難しいですし、そこでもっと攻めきれれば。勝負球が全部打たれてるんで、そこの技術不足かなというのはありますし。またしっかりやっていければなと思います」と話した。
この日の戸郷の投球について杉内投手チーフコーチは「ブルペンは毎週いいから、なんかのきっかけで変わると思うんですけど」と首をかしげた。立ち上がりの失点ついては「そうなんですよね。本人も点を取られようと思って投げてるわけじゃないんで。ボール自体はそんな悪くないように見えるんですけど。まあちょっと、本人も納得はしてないと思うし、悔しいと思うんで」。それでも残り試合やCSでも必要な投手であることに変わりはなく「彼に抜けてもらっちゃ困るんで。一応、彼にも伝えましたけど、ここまで来たら、調子のいい悪いは関係ないので。自分の役割を果たすとか、投手としての、先発ピッチャーとしての責任を果たすとか。その辺に重点を置いてやってもらいたいなと思ってますけど」と話した。





