巨人 リチャードが11号同点弾 育成出身最多まであと1「甲斐さんでしょ?」「いつかは抜きたい」「でも、まだ通過点」

 「ヤクルト2-4巨人」(17日、神宮球場)

 2位を争う巨人が連敗を2で止めた。先発・戸郷は6回4安打2失点で7勝目。打線は二回にリチャードの11号2ランで同点とし、三回に泉口が決勝犠飛。五回にも1点を加えて突き放した。

 奥川の内角高めの直球を豪快なスイングで捉えたリチャードの一打は、高々と舞い上がって左翼ポール際に吸い込まれた。「打った瞬間切れると思ったんですけど、もうほんとにもう、ほんとギリギリだったんで、残ってくれって思いながら見てました」と振り返った。

 育成出身のシーズン最多本塁打は12本だが「甲斐さんでしょ?僕その時ベンチ多分いたんすよね」と言う。ソフトバンク時代の甲斐が21年に記録した12本塁打を「なんか記憶にはあったんで」と笑顔で振り返る。

 「いつかは抜きたいなって思ってて、実際目の前にあるんで、すごく嬉しい」と話しつつ、「でも、まだ通過点と思ってるんで、別にあんまり気にすることなくプレーしたいなと思います」。し烈な2位争いを勝ち抜くためにも、さらに量産する思いだ。

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