日本ハム激痛3連敗 前日走塁ミス清宮“名誉挽回”弾 ソフト負けて4差まま、新庄監督前向き「切り替えることが大事」

 「オリックス3-2日本ハム」(7日、京セラドーム大阪)

 激痛だ。日本ハムはリリーフ陣が崩れての逆転負け。台風15号の影響で移動の新幹線が大幅に遅れるなど、トラブルに見舞われスタートした今カードは痛恨の3連敗となった。それでも新庄監督は前を向く。「5連勝して5連敗したら分からないし」。首位・ソフトバンクも敗れて4ゲーム差のまま。勝負はゲタを履くまで分からない。

 敗戦の中でも再浮上への兆しは感じた。前日6日に走塁ミスを犯し、敗因に挙げた清宮幸がバットで魅せる。場面は1点リードの五回2死。相手先発・山下の155キロ直球を右翼席へ運んだ今季10号ソロは、8月6日・西武戦以来の一発だった。「(感触は)良かったです」。これで4年連続2ケタアーチに乗せた。

 活躍してほしいからこそ厳しくなる。この日の試合前、新庄監督が清宮幸を呼び止め、走塁プレーの確認とともに期待の言葉を送っていた。

 そんな教え子の久々のアーチだ。「9カ月ぶり?」と新庄監督は冗談を飛ばしつつ、「昨日の走塁ミスをしっかり注意して。僕と一緒にやって4年目で、ああいうミスもなく、(グラウンドでの)姿で見せてもらわないといけない」と期待。清宮幸も「(姿を)みんなに見せてほしいと。その、何て言うんだろう。ボスの信念というか、信条というか」と、指揮官の思いを理解している。

 引きずらないことが肝要。新庄監督が今季残り18試合をにらんだ。「この時期は何を言おうが勝たないことには。切り替えることがいつも言うように大事」。この日でソフトバンクの優勝マジックは「15」に。チーム一丸で巻き返しにかかる。

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