ENEOS・村上“元プロ撃ち”ダメ押し2点適時打 巨人スカウト「社会人トップクラス」

 「都市対抗野球・1回戦、ENEOS6-2JR西日本」(2日、東京ドーム)

 1回戦3試合が行われ、ENEOS(横浜市)がJR西日本(広島市)を下し2回戦に進んだ。今秋ドラフト候補に挙がる右の強打者・村上裕一郎外野手(24)が、補強選手として出場した元巨人、楽天の高田萌生投手(27、ショウワコーポレーション)から2点適時打を放った。西部ガス(福岡市)は日立製作所(日立市)に完封勝利。日本製鉄鹿島(鹿嶋市)はJR北海道クラブ(札幌市)にサヨナラ勝利した。

 二塁に到達すると、苦しみから解き放たれたように両手を上げた。3打席目まで無安打だった中、村上が“元プロ撃ち”でダメ押しの一打だ。

 4-1の八回無死一、二塁。宮沢健太郎監督(45)からは「打たせるからな」と送り出され「前に飛ばすことだけを考えました」と腹をくくった。1ボールから高田が投じた外角高めスライダーに対応し、右中間フェンス手前まで運ぶ2点適時二塁打。視察した巨人・榑松スカウトディレクターは「ちゃんとコンタクトして、あそこまで飛ばす力は魅力。社会人トップクラス」と評価した。

 大会直前は不振に苦しみ「初めて不安だった」と吐露。そんな時に08年の優勝経験者である指揮官に声をかけられたという。「『自分も大会前に全く打てなかったけど、最終的には首位打者を取れた』と言われて気持ちが楽になった。次も打ちたい」。3年ぶりの日本一へ、この一打から波に乗る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス