イチロー&松井秀喜の51歳コンビが躍動 地元凱旋のイチロー氏は投手で圧巻の1安打14K完封、松井秀氏が2年連続の衝撃特大弾 高校女子選抜に5年連続勝利
「KOBE CHIBEN8-0高校野球女子選抜」(31日、バンテリンドーム)
KOBE CHIBENが高校野球女子選抜相手に5年連続となる勝利を収めた。
先発したイチロー氏は9回111球14奪三振で1安打完封。初回先頭への初球でいきなり死球を与えて1死一、二塁を招くも後続を打ち取って無失点。七回2死まで無安打投球で抑えるも、中前打を浴びると悔しげな表情を見せて汗を拭った。
過去4年全てで9回完投し、完封勝利は2度。今回も最速135キロを記録しながら51歳でも衰えを見せない投球で場内を魅了した。
打席では右翼スタンドから母校の愛工大名電の吹奏楽部が演奏を奏でる中で鋭いスイングを披露。3打数無安打で迎えた八回1死一塁の第5打席は右前打をマークした。
三回2死一、二塁では同じく51歳の松井秀喜氏が2年連続本塁打となる右翼への先制3ランをマーク。悠々とダイヤモンドを一周し、ベンチで松坂氏らとハイタッチを交わした。
初参加となった松井稼頭央氏は初回1死の第1打席でいきなり中前打を記録するなど3安打2打点と躍動。二回1死での遊撃守備では軽快にゴロをさばいて現役時代を彷彿させるプレーを見せた。
今年で5度目の開催で2万1233人のファンが来場。初めてバンテリンドームで行われ、愛知県が地元のイチロー氏にとっての“凱旋試合”で躍動を果たした。





