巨人・阿部監督 3番・岡本の狙い説明「数多く打席を回したい、初回にプレッシャーを」投手陣の11四球に「反省してもらいたい」

 「阪神3-2巨人」(30日、甲子園球場)

 巨人は競り負け、借金2。5位中日に3ゲーム差となり、CS争いが大混戦となった。

 打線は、これまで不動の4番だった岡本が18年以来、7年ぶりに3番に座り、岸田が球団の第96代となる4番を務める新打順で臨んだ。1点を追う二回、その4番・岸田が先頭で中前打。2死一、二塁となってリチャードの左前適時打で同点に追いついた。

 再び1点を追う展開となった五回2死一、二塁では、三回の第2打席も安打を記録した岸田が左翼線へ同点の適時二塁打を放ち、新4番のバットが打線をけん引。だが、5番・キャベッジが2度の得点圏に走者を置いた場面で凡退するなど、あと1点が奪えなかった。

 阿部監督は打線を組み替えた理由について「岡本に数多く打席を回したい。ひとつだけですけど。そこだけです」と説明。好調で勝負強い岸田に岡本の後ろを託し、「今は和真の前にたまらないケースが多い。それなら初回に相手にプレッシャーをかけられるんじゃないかと変えてみたんですけど」と明かした。

 岡本は2安打、岸田は3安打と期待に応えたが10安打で2点とつながらず。投手陣も5投手で計11四球を与え、阿部監督は「フォアボールが絡んでの失点。全く似たような感じだったね」とため息まじりに語り、「やっぱり、出そうと思って出してるわけじゃないんだけど、ああいうフォアボールを挟むと失点につながりやすいし。『痛かったなあ、あのフォアボール』ってなるので、反省してもらいたいなと思いますね」と語った。

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