巨人 逃げ切って連敗を4で止める 山崎伊織が3年連続の2桁勝利達成!「絶対に勝ちたかった」吉川の美守が流れを呼び込む
「阪神3-4巨人」(29日、甲子園球場)
巨人が首位・阪神との3連戦の初戦を制し、連敗を4で止めた。
打線は阪神先発・大竹に三回まで無安打に抑えられるも、四回1死から泉口、岡本の連打で一、二塁の場面をつくり、岸田の中前へ運ぶ適時打で先制に成功した。
同点とされた直後の六回も、1死から泉口、岡本が連打。さらに岸田が四球を選び満塁とすると大竹がアクシデントで降板。2番手・ドリスからキャベッジが右中間フェンスに直撃する走者一掃の二塁打を放ち、3点を勝ち越した。
疲労を考慮されて15日・阪神戦(東京ド)以来の登板となった先発・山崎は立ち上がりから安定した投球を展開。1点リードの五回1死満塁では大竹に中前への適時打を浴びて同点とされるが、吉川の好守もあり勝ち越しは許さず。6回1失点で、自身3年連続の2ケタ勝利となる今季10勝目を手にした。
甲子園ではプロ初勝利となり、ヒーローインタビューでは「一回も勝てたことがなかったので、この1勝を続けられるように」と山崎。「前投げたときにふがいない投球だったので。絶対に抑えて3連戦初戦ですし、1個目勝ったら流れもくると思ったので絶対に勝ちたかった」と振り返り、「反省するところは多いですけど、本当に助けられながら。良いプレーの後に四球を出したり、相手のピッチャーにタイムリーを打たれたり、もっとしっかりやるべきことはあるかなと思います」と課題を口にした。
それでも2桁勝利を達成し「ここからが自分の知らない11勝目になってくる。気は抜かずに明日からもトレーニングして頑張りたいなと思います」と力を込めた。



