DeNA・ドラ1竹田 デビューから2戦2勝 伊勢→入江の明大リレー実現「大学時代に戻った気がして楽しかった」

 プロ2勝目を挙げ、笑顔を見せる竹田(撮影・佐藤厚)
 巨人打線を相手に力投する竹田(撮影・佐藤厚)
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 「巨人2-4DeNA」(24日、東京ドーム)

 右手で大きくガッツポーズをし、DeNAドラフト1位・竹田祐投手は勝利のハイタッチに加わった。デビューから2戦2勝となり、チームの巨人戦の連敗も5で止めた。「2人と野球がやりたいと思ってプロ野球の世界に入ってきたので、ベンチで見てても楽しかった」。伊勢、入江と明大OBでつないだ勝利のバトン。今につながった。

 敵地の雰囲気に自然とのまれていった。初回、いきなりストレートの四球。さらに2ボールと6球続けて外れた。たまらず、女房役・山本もタイムを取った。「ストライク投げろ」。強い言葉で背中を押す。試合前から「吐きそう」と話していたことを知っていたからこそ、すぐに動いた。

 そこから落ち着きを取り戻して、無失点の立ち上がり。五回にはリチャードに特大本塁打を許し、なおも2死満塁を背負うが、丸を一ゴロで封じ込めた。6回5安打1失点と粘った2勝目。18年の東克樹以来、球団新人投手の巨人戦初登板で初勝利を手にした。

 前回16日の中日戦ではプロ初登板で白星をつかみ、明大の先輩・入江と買い物へ出かけた。プロ初勝利を祝って財布、カードケース、ベルトとたくさんプレゼントされた。入江は「予算内」と笑うも、「買ってあげたくて」と言う。伊勢からもプレゼントを渡され、この日は「ナイスゲーム」とねぎらわれた。

 大学時代には実現しなかった明大リレーがプロの世界で実現し、「大学時代に戻った気がして楽しかった」と竹田。追いかけた先輩の背中と並び、これからは一緒に走り続ける。

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