東京&沖縄両知事も甲子園に駆けつけた 聖地が一体感に包まれる 超満員4万5600人の決勝戦
「全国高校野球選手権・決勝、沖縄尚学3-1日大三」(23日、甲子園球場)
決勝が行われ、沖縄尚学(沖縄)が日大三(西東京)を3-1で下し、1962年に初出場してから11度目の挑戦で初優勝を果たした。沖縄県勢としては2010年の興南以来15年ぶり2度目。センバツを2度制した沖縄尚学は3度目の甲子園制覇となった。日大三は11年以来3度目の優勝を目指したものの、惜しくも届かなかった。
白熱の決勝戦に、両校への応援も熱を帯びた。チケットは前売りの前日に完売し、4万5600人の超満員だった。
特に沖縄尚学の三塁アルプスからは、沖縄らしい指笛が鳴り響き、「うちなんちゅ」たちの大声援が飛んだ。日本トランスオーシャン航空(JTA)は関西への便を増便。学校関係者によると、県民ら約3000人がアルプス席に集結した。閉会式では三塁アルプスからウエーブが始まり、準優勝の日大三側も参加して“波”が甲子園を一周。聖地が一体感に包まれた。
政界の大物たちも駆け付けた。東京都の小池百合子知事、沖縄県の玉城デニー知事も応援に訪れ、両知事がそれぞれのアルプスへ激励。玉城知事は「また一つ、歴史の素晴らしい足跡になった」と賛辞を贈った。準々決勝も現地観戦していた沖縄出身の今井絵理子参院議員が決勝戦も来場した。





