県岐阜商が69年ぶり決勝進出逃す 日大三と延長タイブレークの死闘 エース・柴田が164球の熱投も力尽く バッテリーで涙の抱擁
「全国高校野球選手権・準決勝、日大三4-2県岐阜商」(21日、甲子園球場)
県岐阜商が延長タイブレークの末に敗れ、1954年以来、69年ぶりの決勝進出を逃した。
県岐阜商は1点を追う二回、左手指欠損のハンディを抱える横山が膝元のスライダーをうまくすくい上げて右翼へ同点犠飛を打ち上げた。五回には4番・坂口が右翼線へ勝ち越しの適時二塁打を放った。
エース・柴田は丁寧なピッチング、さらにバックの好守で懸命にリードを守った。六回無死一、二塁のピンチでは捕手の小鎗が飛び出した二塁走者をけん制球でタッチアウトにした。七回には二塁手の駒瀬が好プレーを見せてピンチを脱出した。
ただ八回に試合を振り出しに戻される。九回は1死一、二塁のピンチで、田中諒の特大中飛を背走しながら好捕。5番・竹中はこの日最速となる144キロのストレートで空振り三振に仕留めた。
だがタイブレークとなった延長十回、柴田が連続タイムリーで2点を先行された。その裏、反撃は及ばず、エースの164球熱投は報われなかった。
試合後、アルプスへのあいさつを終えると、スタンド全体から大きな拍手がわき起こった。エース・柴田は涙を流しながらクールダウンを行い、女房役の小鎗と熱い抱擁をかわしていた。




