泣き崩れた横浜主将 応援団の前で取ったポーズにSNS反応「心痛い」「みんなありがとうと思ってるよ」
「全国高校野球選手権・準々決勝、県岐阜商8-7横浜」(19日、甲子園球場)
センバツ王者の横浜が大激闘の末、十一回にサヨナラ負けを喫した。
4点差を追いつき、九回と十回は内野5人シフトの奇策でピンチを乗り切った。王者の底力を見せ続けていたが、ついに力尽き、春夏連覇の夢が絶たれた。
主将でセンターの阿部葉太は敗戦の瞬間から涙が止まらず、仲間に支えられながら整列した。相手の校歌を聞き、アルプス席へ向かうと、控えの3年生らが待つ応援団に両手を合わせて謝罪のポーズ。挨拶を終えると、そのまま膝をついて泣き崩れた。
愛知から強豪・横浜の門をたたき、1年夏から出場。名門で異例の2年生主将を託された。今夏の地方大会、準々決勝の平塚学園戦では九回2死と崖っぷちに追い込まれた状況で逆転サヨナラ打。強じんなメンタルを発揮し、春夏連覇の道をつないだ。
だが、甲子園で夢が絶たれ、阿部葉は「連覇を目指してできなかった悔しさがこみ上げ、スタンドを見た時に申し訳ないというか…」と、ベンチ裏でも涙が止まらなかった。
NHKの中継で阿部葉が手を合わせて謝罪する姿が映ると、SNSでも反響。「スタンドに手を合わせて謝る姿」、「謝らないでほしい」、「心痛い」、「阿部君の姿、本当に胸に響いた」、「誇らしく思います」、「みんなありがとうと思ってるよ」などの声が上がっている。





