九回に頭部死球の日大三・松岡、勝利後のあいさつに加われず 足元がふらつく 甲子園に大きな拍手 治療後に遊撃守備に就くも
「全国高校野球選手権・準々決勝、日大三5-3関東第一」(19日、甲子園球場)
九回2死二塁で頭部死球を受けた日大三の松岡が、勝利後の整列に加われなかった。
松岡は九回表の攻撃で頭部死球を受け、治療後に遊撃の守備に就いていた。勝利後に本塁付近に戻る際に足元がふらつき、審判にベンチに戻るように促された。場内からは大きな拍手が送られた。
九回2死二塁の打席で、フルカウントからの内角球がヘルメットに当たった。松岡は後方によろめいてから両手をついてその場にうずくまった。駆け寄った吉岡球審が松岡の腰をさするように介抱し、三塁側ベンチから日大三の三木監督も駆けつけた。その間、甲子園が静まりかえった。その後、松岡は立ち上がって治療を受けるために自力で歩いてベンチへ。場内から大きな拍手が送られた。相手投手が交代し、一塁走者には臨時代走が送られて試合が再開した。
治療が終わるまで九回裏の関東第一の攻撃の開始は遅れたが、松岡は駆け足で遊撃の守備位置に就くと、再び大きな拍手が送られた。
近藤が打者3人で相手の反撃を封じ試合に勝利したが、松岡は整列に参加できなかった。




