県岐阜商 16年ぶり8強、春夏通算90勝 藤井監督「甲子園でみんなが成長している」
「全国高校野球選手権・3回戦、県岐阜商3-1明豊」(17日、甲子園球場)
鍛治舎巧前監督から引き継いで1年弱。県岐阜商・藤井潤作監督(53)は時折、声を詰まらせながら「甲子園でみんなが成長している」と16年ぶり8強、春夏通算90勝に感激の面持ちを見せた。
初回1死満塁から右中間二塁打で2点先制をたたき出した宮川鉄平外野手(3年)は「(前監督からの)ガンガン行くバッティングができた」と満足そうに振り返る。加えて藤井監督の「考える野球もできはじめた」と、2人の教えが形となってきたことに自信を示した。
この回は、左手の指を欠損しながら好プレーを演じ続け藤井監督が「代走要員から、いなくては困る選手に成長した」と評価する横山温大外野手(3年)もタイムリーで続き「追加点が欲しいところで打ててよかった」と胸を張る。横浜との準々決勝も強烈な成長曲線を武器に立ち向かう。




