長嶋茂雄さん追悼試合で超豪華始球式実現 松井氏が投球、左打席に王氏、右打席に原氏、審判高橋氏 王氏「長嶋さんも喜んでくれている」原氏は背番号「3」に「あとでちょっと味わいたい」

 「巨人-阪神」(16日、東京ドーム)

 「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催され、長嶋氏のまな弟子だった巨人OBの松井秀喜氏がセレモニアルピッチを務めた。この試合は巨人の全選手、スタッフが背番号「3」のユニホームを着て試合を行う。

 イベントには歴代のレジェンドOB&元監督が集結した。OB会長の中畑清氏が試合で使用される「FOR3VER」と記された特別仕様の三塁ベースを設置。黙とうは「33」秒間捧げられた。元監督の堀内恒夫氏がボールを運ぶ。左打席には長嶋氏とON砲コンビを組んだソフトバンクの王貞治球団会長、右打席には元監督の原辰徳氏が立った。元監督の高橋由伸氏が審判役、捕手役を阿部慎之助監督が務めた。

 右打席に立った原氏は「長嶋茂雄先輩の勇姿、追悼というゲームの中で役割を持たせていただいて、打席に立ってできたのは私の中でも大変光栄なこと」と振り返った。背番号「3」をつけたことには「少年野球の時につけたことがあったんですが、常々つけたいなという気持ちは持っておりました。あとで自分で写真をみて、ちょっと味わいたいなと思いますね」と明かし、長嶋さんの存在について「僕の目標の方でもありました。常に輝いていた。これからも新しく素晴らしい選手が出てくるでしょうけど、燦然と輝く存在でした」と語った。

 左打席に立った長嶋さんの盟友、王氏は「東京ドームだけじゃなくて日本全国で今のこの時を皆さんが何かすごく下から盛り上げてくれたような感じで私もすごくうれしいですし、長嶋さんも喜んでくれてるんじゃないですか」とうなずいた。「僕なんか運が良くてずっと同じような時代を過ごしてきたんだけど、長嶋さんの存在そのものが日本の野球界だけじゃなくて当時の国民の気持ちを明るくしてくれるというか。長嶋さんが亡くなられたことは残念だけど、やっぱりこういう形で長嶋さんを思いながらみんなで気持ちを盛り上げるということはこれからもやってほしいと思いますね」と願った。

 審判を務めた高橋氏は「素晴らしいセレモニーに参加させていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。いよいよこれから試合が始まるというワクワクした気持ちになりました。大観衆の皆さんが作る雰囲気、そして長嶋さんの明るさが、そのような気持ちにさせてくれたのだと思います」と、コメントした。

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