長嶋茂雄さん追悼試合で松井秀喜氏が始球式「監督投げますねって」天にボール掲げストライク投球 レジェンド集結!左打席に王氏、右打席に原氏 捕手は阿部監督、審判は高橋氏 三奈さんがプレーボールコール

 「巨人-阪神」(16日、東京ドーム)

 「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催され、長嶋氏のまな弟子だった巨人OBの松井秀喜氏がセレモニアルピッチを務めた。この試合は巨人の全選手、スタッフが背番号「3」のユニホームを着て試合を行う。

 イベントには歴代のレジェンドOB&元監督が集結した。OB会長の中畑清氏が試合で使用される「FOR3VER」と記された特別仕様の三塁ベースを設置。黙とうは「33」秒間捧げられた。元監督の堀内恒夫氏がボールを運ぶ。左打席には長嶋氏とON砲コンビを組んだソフトバンクの王貞治球団会長、右打席には元監督の原辰徳氏が立った。元監督の高橋由伸氏が審判役、捕手役を阿部慎之助監督が務めた。

 松井氏は天にボールを掲げた後、力強いボールを投げ込み、阿部監督が捕球。王氏、原氏はスイング、高橋氏はストライクをコールした。松井氏は笑顔を浮かべ、天に向かって手を振った。

 その後、次女・長島三奈さんを中心にプレーボールをコールした。

 松井氏にとって6月3日に89歳で死去した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督は、まさに恩師だった。巨人時代に最強の師弟コンビを組んだ。「4番1000日計画」をスタートさせたのもミスターだった。長嶋氏の自宅や遠征先のホテルで松井氏が素振りをする特訓も行われた。ゴジラは球界の主砲に成長した。長嶋氏の死去を受け、「生前、約束したこともあります。その約束を果たしたいなと思います」と力強い口調で誓っていた。

 大役を終えた後、取材に応じた松井氏は「ホッとした感じですかね。両打席に大レジェンドがおられましたので、久しぶりにビビりましたけど。でもよかったです。監督が見守ってくれたんじゃないですかね。(天にボールを掲げたのは)投げますよって、監督投げますねって。とにかくちゃんと投げなきゃと。それだけでした」と、穏やかな表情で振り返った。

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