8強一番乗りの日大三 粘投のエース近藤に「勝ってくれるんでやっぱり100点」と三木監督 初回は継投よぎる「どうなるかっていうのはあった」
「全国高校野球選手権・3回戦、日大三9-4高川学園」(16日、甲子園球場)
日大三が序盤から猛攻で圧倒し、2018年以来の夏8強入りを大会一番乗りで果たした。
15安打9得点。自慢の強力打線で相手をねじ伏せたように見えるが、三木監督は「近藤がとらえられていたんで、どうなるかっていうのはあった。なんとか二回、三回から粘りの投球をしてくれたので、打線がそれにつられて頑張ってくれた」。先発で10安打を浴びながら4失点と粘ったエース右腕の力投を勝因に挙げた。
近藤は初回3安打を集中されて先制点を献上。7-1の三回にも4安打で3点を失った。
継投はよぎったかと問われた三木監督は「初回もちょっと考えて…はい」と正直に明かし「考えてましたけど、なんとか近藤が投げてくれましたね」。立ち直った右腕をたたえ「もうね、勝ってくれるんでやっぱり100点ですね。もう頼もしいです。本当に素晴らしいピッチャーだと思います」と最大級の賛辞を贈った。
近藤は9回10安打4失点で、初戦の豊橋中央戦に続く完投勝利。この日は123球を投げ7奪三振、2四球だった。




